軽貨物ドライバーはどれくらい稼げる?年収と月収のリアル

軽貨物ドライバーはどれくらい稼げる?年収と月収のリアル
「軽貨物ってどれくらい稼げるの?」「月100万円って本当?それとも盛ってる…?」
こんな疑問を持って検索されたと思います。
結論からいうと、軽貨物ドライバーの平均年収は約400万〜430万円前後が一つの目安です。
ただし、これはあくまで「平均」。働き方やエリア・案件の選び方によって、
- 月20万円台でギリギリの人
- 月60〜80万円を安定して稼ぐ人
- 短期間だけ月100万円近く稼ぐ人
まで、収入差はかなり大きくなります。この記事では、
- 軽貨物ドライバーの平均年収・月収のリアル
- 働き方別の収入シミュレーション
- 「稼げない人」がやりがちな失敗
- 2024年問題で今後収入はどう変わるのか
- 安定して稼ぐための具体的な行動
まで、軽貨物で「どれくらい稼げるか」が一通りわかるように解説します。
後半では、数字管理が苦手でも収入と経費を把握しやすくする方法として、軽貨物ドライバー向けアプリ「CarryNote(キャリーノート)」も紹介します。
目次
1. 軽貨物ドライバーの平均年収・月収はいくら?
1-1. 全体の平均年収の目安
軽貨物ドライバーの収入について、各種調査や業界向け記事をまとめると、概ね次のような水準が目安とされています。
- 会社雇用(正社員)の軽貨物ドライバー → 平均年収 約430万円前後
- フリーランス(個人事業主)も含めた全体 → 平均年収 約400万円前後(=月約33万円)
また、国交省などの実態調査を元にしたデータでは、
- 通常期〜閑散期では、約8〜9割のドライバーが月収39万円以下
という結果も紹介されています。
これらを踏まえると、軽貨物ドライバーのイメージは次のようなゾーンに分かれます。
- 「平均的なライン」… 月25〜35万円くらい
- 「やや稼いでいるライン」… 月40万円前後
- 「上位層」… 月50〜70万円以上
「軽貨物は稼げる」「いや、稼げない」という声が割れるのは、このレンジの広さが大きな理由です。
1-2. 求人広告にある「月50〜80万」は本当?
求人サイトなどでよく見る、
- 「月収60万円以上可」
- 「月80万円以上も可能」
といった表現も、まったくの嘘というわけではありません。
実際に、
- 高単価のチャーター便
- 中・長距離輸送
- 大量配達(1日150〜200個以上)
などを組み合わせて、月80〜100万円近く稼いでいるドライバーも存在します。
ただし、その裏側には、
- 1日12〜14時間稼働
- 月25〜28日出勤
- 体力的にかなりハード
といった前提があるケースがほとんどです。
つまり、「誰でも・ずっと続けられる金額」ではないということは必ず押さえておきましょう。
2. 働き方別「どれくらい稼げる?」収入シミュレーション
次に、イメージしやすいように、代表的な働き方ごとに「どれくらい稼げるか」をざっくりシミュレーションしてみます。
前提として、宅配案件の相場感は次のようなイメージです。
| 項目 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 宅配単価 | 1個140〜180円前後 | エリア・荷主によって変動 |
| 1日の配達個数 | 80〜120個 | よくあるボリューム帯 |
ここでは安全側を見て、やや保守的な数字で計算します。
2-1. 副業レベル(月10〜20万円)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 稼働日数 | 月15日 |
| 1日配達個数 | 60個 |
| 単価 | 150円 |
| 売上計算 | 60個 × 150円 × 15日 = 135,000円 |
実際には、ここに
- チャーター便を月1〜2本プラス
- 少し単価の良い案件を組み合わせ
などをすると、月15〜20万円程度が現実的なラインです。
副業の場合は、
- 本業があるため稼働時間が限られる
- 土日メイン稼働になりがち
- エリアや案件も選びにくい
といった制約があるため、「時間単価」を意識した稼ぎ方が重要になります。
2-2. フルタイム本業(月30〜45万円)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 稼働日数 | 月22日 |
| 1日配達個数 | 100個 |
| 単価 | 150円 |
| 売上計算 | 100個 × 150円 × 22日 = 330,000円 |
ここに、
- 午前だけルート配送
- 夕方以降は宅配
- 隙間時間にスポット便
などを組み合わせることで、月売上40〜45万円くらいは十分狙えます。
ここから、
- 燃料代・高速代
- 車両のリース代・メンテ代
- 任意保険・貨物保険
- 駐車場代・通信費 など
の経費を引いていくと、手取りは月30〜35万円前後というイメージです。
2-3. 高稼働ガチ勢(月60〜80万円)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 稼働日数 | 月26日 |
| 1日配達個数 | 140個 |
| 単価 | 160円(高単価寄りの案件) |
| 宅配売上計算 | 140個 × 160円 × 26日 = 582,400円 |
ここに、
- 夜間・深夜の緊急スポット便
- 中距離〜長距離チャーター
などを組み合わせると、月売上70〜80万円も十分現実的です。
ただし、
- 1日12時間以上の運転
- 休みは月4日前後
- 体力的・時間的な負担が大きい
という働き方になるケースが多いため注意が必要です。
さらに、2024年問題による拘束時間規制もあるため、今後は長時間労働ありきの稼ぎ方は見直されていくと考えられます。
2-4. ざっくり比較表
| 働き方 | 月売上の目安 | 手取りの目安(経費差引き後) | 稼働日数 | 1日稼働時間の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 副業ライト | 10〜20万円 | 7〜15万円 | 8〜15日 | 4〜6時間 |
| 本業スタンダード | 30〜45万円 | 25〜35万円 | 20〜23日 | 8〜10時間 |
| 高稼働ガチ勢 | 60〜80万円 | 45〜60万円 | 24〜27日 | 10〜13時間 |
※あくまでイメージです。案件内容・エリア・経費によって大きく変動します。
3. 「思ったより稼げない…」となる5つの理由
ネット上では、
- 「軽貨物はオワコン」
- 「全然稼げない」
といった声も少なくありません。
実際に現場でよく見かける「稼げないパターン」は、だいたい次の5つです。
3-1. 経費を甘く見ている
個人事業主として軽貨物をやる場合、毎月のように見えにくい固定費が発生します。
- 燃料代
- 高速代・駐車場代
- 自動車税・重量税
- 車検・オイル・タイヤなど整備費
- 任意保険・貨物保険
- リース代・ローン代
たとえば、売上40万円でも経費が10〜15万円かかれば、手元に残るのは25〜30万円に一気に目減りします。
「売上ベース」で考えていると、思ったより手元に残らずガッカリ…となりがちです。
3-2. 単価の低い案件に縛られている
- 1個120円以下の宅配単価
- 長距離移動のわりに安いチャーター
- 1日ほぼ拘束されるのに日給13,000〜14,000円台
といった時間単価の低い案件に縛られ続けていると、どれだけ頑張っても「薄利多忙」になりやすいです。
「とりあえず紹介された案件をそのまま続ける」のではなく、時給換算で案件を見直す必要があります(5章で解説)。
3-3. 稼働時間と収入のバランスが崩れている
月60〜70万円稼いでいても、
- 月26〜28日稼働
- 1日12〜13時間拘束
といった働き方だと、時給に直すとそれほど高くないケースも少なくありません。
時間単価や拘束時間を意識せず、「とにかく仕事を入れる」というスタイルで走り続けると、体力が続かず、長期的には稼ぎ続けられないという問題にぶつかります。
3-4. 数字管理ができていない
- 日々の売上をちゃんとメモしていない
- 経費もレシートがバラバラ
- どの案件が一番利益が出ているか把握していない
こんな状態だと、「何となく忙しいのに、なぜかお金が残らない」という典型的なパターンに陥りがちです。
数字を見ていない=どこを改善すればいいかわからないということなので、稼ぎ方の改善も進みません。
3-5. 法令・2024年問題を理解していない
2024年の「改善基準告示」の改正(いわゆる2024年問題)により、トラック運転者の労働時間に関して、次のような基準が設けられました。
- 1日の拘束時間:原則13時間以内(最大15時間)
- 休息時間:継続11時間以上与えるよう努める(最低でも9時間を下回らない)
- 1ヶ月の拘束時間:原則284時間以内(特例で310時間まで)
軽貨物の委託ドライバーも、元請けや荷主の安全管理意識の高まりにより、この流れの影響を強く受けています。
今後、極端な長時間労働に頼った「稼ぎ方」は通用しにくくなるため、この前提を知らずに「月100万!」だけを目指すのは、リスクが大きいと言わざるを得ません。
4. 2024年問題で軽貨物の稼ぎ方はどう変わる?
4-1. 拘束時間の規制で「長時間労働頼み」は難しくなる
2024年4月施行の改善基準告示の改正は、主にトラック運転者の長時間労働を是正する目的で行われました。
これにより、
- 長時間労働への風当たりが強まる
- 拘束時間や休息時間の管理が厳格化
- 安全運行・健康面への配慮が求められる
といった変化が出ています。
軽貨物ドライバー自体は「トラック運転者」とは若干立場が異なるものの、元請け会社や荷主側が一斉に安全管理を強化しているため、
- 無理な長時間稼働を避ける流れ
- 拘束時間・休憩時間の管理徹底
- アルコールチェックなどの記録義務化
が急速に進んでいます。
4-2. 「単価×効率」で稼ぐ時代にシフト
今後は、
- 「1日何時間働けるか」ではなく
- 「限られた時間でどれだけ単価の高い仕事をこなせるか」
がより重要になります。
具体的には、
- 高単価のルート配送・チャーターを組み込む
- 移動距離の少ないエリアで宅配を集中させる
- 積み下ろし時間の短い案件を選ぶ
- 再配達リスクの低い業種・荷物を選ぶ
など、「単価」と「効率」両方を意識した案件選びが不可欠です。
5. 軽貨物で安定して稼ぐための5つの戦略
「じゃあ、具体的にどう動けばいいの?」という方向けに、現実的に取り組みやすいポイントを5つにまとめました。
5-1. 案件を「時給換算」で比較する
案件を選ぶときは必ず、日給 ÷ 想定拘束時間で「時給」を計算してみてください。
- 日給16,000円 / 10時間拘束 → 時給1,600円
- 日給13,000円 / 8時間拘束 → 時給1,625円
このように、日給だけでなく時間単価で見ると、一見「安そう」に見える案件の方が効率的な場合もあります。
「日給〇万円」の数字に惑わされず、「時給」「1日の拘束時間」「身体の負担」まで含めて比較しましょう。
5-2. 複数の取引先・案件を持つ
1社の仕事だけに依存していると、
- 単価を下げられても断りにくい
- 繁忙期・閑散期の波をモロに受ける
といったリスクがあります。
理想としては、
- 宅配(安定した仕事量を確保)
- ルート配送(時間が読みやすく生活リズムを作りやすい)
- スポット便(単価が高くなりやすい)
のように、ポートフォリオを組むイメージで複数案件を持つと、年間を通して収入が安定しやすくなります。
5-3. 都市部・物流拠点近くのエリアを検討する
同じ軽貨物でも、エリアによって
- 単価
- 配達個数
- 仕事量(案件数)
は大きく変わります。
- 首都圏・関西・中京などの大都市圏
- 大型物流センターや工業団地の近く
といったエリアは、案件数が多く、仕事の選択肢が広い=稼ぎやすい傾向があります。
もちろん家族や生活の事情もありますが、「どのエリアで走るか」自体が収入を左右する要素だと認識しておきましょう。
5-4. 車両・燃費を最適化する
軽貨物の経費の中でも特に大きいのが、
- 車両コスト
- 燃料代
の2つです。
- 燃費の良い車種を選ぶ
- タイヤ・オイル交換を適切なタイミングで行う
- 無駄なアイドリングや遠回りを減らす
といった基本的なことを徹底するだけでも、月数千〜1万円以上の節約になることがあります。
「燃費なんて誤差」と思わず、長い目で見たときのトータルコストで考えてみてください。
5-5. 売上だけでなく「利益」を見る
軽貨物で長く安定して稼いでいる人ほど、次の数字をしっかり把握しています。
- 売上
- 経費
- 粗利益
- 手取り(実際に使えるお金)
逆に、つまずきやすいパターンが、「月売上60万円いった!」→ ちゃんと計算すると手取り30万円ちょっと…というケースです。
「売上」ではなく「利益」で案件を評価する習慣をつけることが、長く稼ぎ続けるための大事なポイントです。
6. 収入と経費を見える化して手取りを最大化する方法(CarryNote)
ここまで読んで、
- 「数字の管理が苦手…」
- 「日報や売上の記録なんてつけていない」
- 「確定申告のことを考えると頭が痛い…」
という方も多いのではないでしょうか。
そんな軽貨物ドライバーの「お金と業務の見える化」を助けるツールが、軽貨物ドライバー向け業務管理アプリ「CarryNote(キャリーノート)」です。
CarryNoteのインストールはこちら
料金:月額800円(初月無料)
6-1. CarryNoteでできること(稼ぎに直結するポイント)
① 会話型UIで日報・売上をサクッと入力
- チャット形式で「今日の仕事」「件数」「案件名」などを入力するだけで日報が完成
- 手書きやExcel管理よりも圧倒的な時短(従来30分 → 約5分)
→日報に時間を取られず、「稼ぐための時間」に集中できます。
② 売上管理&月次の見える化
- カレンダー形式で日々の売上を一覧表示
- 月次の売上・案件別の売上も自動集計
- 確定申告に必要なデータもまとめて管理
→「どの案件が一番稼げているか」「今月の見込み売上はいくらか」が一目でわかるので、仕事の取捨選択がしやすくなります。
③ 経費・車両管理で「無駄な出費」を防ぐ
- 車検の期限管理・整備記録の管理
- 燃料・高速などの経費もまとめて記録
- CSV出力で税理士・会計ソフトとも連携しやすい
→「気づいたら車検が切れそうだった」「修理が重なって資金繰りが苦しい」といったリスクを減らし、計画的に車両コストを管理できます。
④ 法令遵守・2024年問題への対応をサポート
- 労働時間・休憩時間の記録
- アルコールチェックの記録
- 事故報告書のPDF自動生成
→法令を守りながら、無理なく稼ぎ続けるための「守りのツール」としても機能します。
7. よくある質問Q&A
Q1. 軽貨物で月いくら稼げれば「普通」ですか?
A. 目安としては、
- 売上:月30〜40万円
- 手取り:月25〜30万円
あたりが、「平均的なライン」と考えられます。
ここを基準に、
- 目標月収
- 働ける日数・時間
- 家庭・健康とのバランス
を考えていくと、自分に合った働き方が見えやすくなります。
Q2. 月60万円以上を安定して稼ぐことは可能ですか?
A. 不可能ではありませんが、誰にでもおすすめできる働き方ではないのが正直なところです。
- 高単価案件を継続的に取れるか
- エリアに恵まれているか
- 長時間稼働に耐えられる体力があるか
- 2024年問題の規制を守りながらシフトを組めるか
など、複数の条件がそろう必要があります。
「たまに60万円を超える」のは現実的ですが、「年間通してずっと60万円超を維持」となると、働き方や健康面のリスクとのバランスが重要です。
Q3. 未経験でもどれくらいで「平均レベル」まで稼げますか?
A. 個人差はありますが、イメージとしては次のようなステップが多いです。
- 3ヶ月:配達の流れに慣れる
- 6ヶ月:エリアを覚え、配達個数が安定してくる
- 1年:案件の良し悪し・自分に合う働き方が見えてくる
このため、半年〜1年ほどで月25〜30万円ラインに乗る人が多い印象です。
Q4. 軽貨物はこれからも稼げますか?将来性は?
A. EC市場の拡大により、宅配需要は今後も高い状態が続くと見られています。一方で、
- ドライバー不足の改善
- 労働時間規制の強化
- 再配達削減の取り組み
- 自動化・共同配送の進展
などの影響で、「長時間労働でゴリ押しする稼ぎ方」は難しくなる方向です。
その分、これからは
- 単価の高い案件を取れるスキル
- 効率的なルート組み
- 数字管理による改善
ができるドライバーが、選ばれ続ける時代になっていくと言えるでしょう。
8. まとめ:軽貨物は「戦略次第で稼げる」仕事
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 軽貨物ドライバーの平均年収は約400万〜430万円前後
- 多くのドライバーは月収20〜40万円ゾーンにいる
- 月60〜80万円以上も不可能ではないが、長時間労働&案件選びのセンスが必要
- 2024年問題により、今後は「長時間労働頼み」→「単価×効率」重視の時代へ
- 安定して稼ぐには、
- 案件を時給換算で比較する
- 複数案件でポートフォリオを組む
- エリア選びと車両コストの最適化
- 「売上」ではなく「利益」を見る
そして、そのためには、日報・売上・経費・労働時間の「見える化」が必須です。
その「見える化」をカンタンに実現できるのが、軽貨物ドライバー専用の業務管理アプリ「CarryNote」です。
「軽貨物でどれくらい稼げるか?」
これは、「どれくらい戦略的に動けるか」とほぼ同じ意味になりつつあります。
数字をしっかり把握して、無理なく・長く・安定して稼げる働き方を、一緒に作っていきましょう。